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ポトスの葉が黄色くなる原因7つと対処法|復活させるコツを解説

観葉植物ラボ編集部読了時間: 約7

ポトスは丈夫で育てやすい観葉植物として知られていますが、「気づいたら葉が黄色くなっていた」という経験はありませんか?葉の黄変はポトスからのSOSサインです。

原因を正しく特定し、適切に対処すれば、ポトスを元気な状態に戻すことができます。この記事では、ポトスの葉が黄色くなる代表的な7つの原因と、それぞれの対処法を詳しく解説します。

原因1:水のやりすぎ(過湿)

ポトスの葉が黄色くなる原因として最も多いのが、水のやりすぎです。愛情をかけてこまめに水やりをしている方ほど陥りやすいトラブルです。

症状の見分け方

  • 葉全体がまんべんなく黄色くなる
  • 茎がぶよぶよと柔らかくなっている
  • 土がいつも湿っている
  • 鉢底から異臭がする場合は根腐れが進行している可能性

対処法

  1. まず水やりを一旦ストップし、土が完全に乾くまで待つ
  2. 鉢を風通しの良い場所に移動させる
  3. 根腐れが疑われる場合は鉢から抜いて根を確認する
  4. 黒く腐った根があれば清潔なハサミで切り取り、新しい土に植え替える

水やりの基本は「土の表面が乾いてから、たっぷりと」です。表面が乾いていても中がまだ湿っていることがあるので、竹串を土に差して確認する方法がおすすめです。

原因2:水不足(乾燥)

水のやりすぎとは反対に、水やりを忘れがちで土がカラカラに乾いてしまうケースです。

症状の見分け方

  • 葉先や葉の縁から黄色〜茶色に変色する
  • 葉がしおれてカールしている
  • 土が鉢の壁から離れてカチカチに固まっている
  • 新芽の成長が止まっている

対処法

  1. 鉢ごと水を張ったバケツに30分ほど浸ける(底面給水
  2. 通常の水やりではなかなか土が水を吸わない場合に有効
  3. 水が行き渡ったら、よく水を切ってから元の場所に戻す
  4. その後は定期的な水やりスケジュールを意識する

土が極端に乾くと水をはじくようになります。上から水をかけても土の表面を流れてしまい、根に届いていないことがあるため、底面給水がもっとも確実です。

原因3:日光の問題

ポトスは耐陰性が高い植物ですが、適切な光量を確保できないと葉が黄色くなることがあります。逆に、直射日光に当たりすぎても葉焼けを起こして黄変します。

光が足りない場合の症状

  • 葉の色が薄くなり、だんだんと黄色みを帯びる
  • 茎がひょろひょろと間延びする(徒長
  • 斑入り品種の場合、斑が消えて緑一色になることも

光が強すぎる場合の症状

  • 葉の一部が白っぽく退色する、または茶色い焦げたような斑点ができる
  • 特に夏の西日に当たった部分が焼けやすい

対処法

  • 理想的な置き場所はレースカーテン越しの明るい間接光が当たる場所
  • 暗い場所に置いている場合は、段階的に明るい場所へ移動させる(急な環境変化はストレスになる)
  • 直射日光が当たっている場合は、すぐに場所を変えるかカーテンで遮光する

原因4:栄養不足

長期間植え替えをしていない、または肥料をまったく与えていない場合、栄養不足が原因で葉が黄色くなることがあります。

症状の見分け方

  • 下葉(古い葉)から順番に黄色くなっていく
  • 新しい葉が小さく、色も薄い
  • 全体的に成長が遅い

対処法

  • 春〜秋の成長期に、2週間に1回程度の液体肥料を与える
  • 窒素(N)が不足すると葉が黄色くなりやすいため、窒素を含むバランスの良い肥料を選ぶ
  • 長期間植え替えていない場合は、新しい栄養のある土に植え替える

ただし、肥料のやりすぎ(肥料焼け)も黄変の原因になります。規定量を守り、冬場は肥料を控えましょう。

原因5:根詰まり

ポトスは成長が早いため、1〜2年で鉢の中が根でいっぱいになる根詰まりが起こります。根が十分に機能できなくなると、水分や栄養の吸収が悪くなり、葉が黄色くなります。

症状の見分け方

  • 鉢底の穴から根が出てきている
  • 水やりをしても水がすぐに流れ出てしまう(土に浸透しない)
  • 鉢の中で根がぐるぐる巻きになっている
  • 成長が明らかに遅くなっている

対処法

  1. 一回り大きな鉢に植え替える(2〜3cm大きい程度が目安)
  2. 植え替え時に、絡まった根を軽くほぐす
  3. 古い土を1/3ほど落として新しい土に入れ替える
  4. 植え替え適期は5月〜8月

植え替え後は直射日光を避け、1週間ほどは半日陰で養生させましょう。

原因6:害虫の被害

ポトスは比較的害虫がつきにくい植物ですが、室内の乾燥した環境ではハダニカイガラムシが発生することがあります。

主な害虫と見分け方

害虫特徴発生しやすい時期
ハダニ葉裏に極小の赤や白い点が動く。葉に白い斑点(食害痕)が出る春〜秋の乾燥時
カイガラムシ茎や葉裏に白い綿状、または茶色い殻のような塊がつく通年
コバエ土の表面を飛び回る小さな虫。直接の害は少ないが不衛生湿度が高い時期

対処法

  • ハダニ: こまめな葉水(霧吹き)で予防。発生したら濡れた布で拭き取るか、殺ダニ剤を使用
  • カイガラムシ: 歯ブラシや綿棒で物理的にこすり落とす。ひどい場合は薬剤を使用
  • 定期的に葉の表裏をチェックする習慣をつけると早期発見できる

原因7:環境の急激な変化

購入直後や、季節の変わり目に置き場所を大きく変えたとき、ポトスが環境変化に適応しようとして一時的に葉が黄色くなることがあります。

対処法

  • 新しい環境に慣れるまで2〜3週間は様子を見守る
  • 急激な温度変化や冷たい外気(冬の窓辺の冷気など)を避ける
  • 環境を変える場合は、数日かけて段階的に移動させるのが理想的

一時的な環境ストレスによる黄変であれば、環境が安定すれば新しい健康な葉が出てきます。黄色くなった葉自体は元に戻らないため、見た目が気になる場合は根元からカットして問題ありません。

黄色くなった葉は元に戻る?

残念ながら、一度黄色くなった葉は緑色に戻ることはありません。葉緑素が分解されてしまっているためです。黄色くなった葉は清潔なハサミで切り取り、株のエネルギーを新しい成長に使えるようにしましょう。

大切なのは「これ以上黄色い葉を増やさないこと」です。原因を特定して対策を行えば、新しく出てくる葉は健康な緑色になります。

よくある質問

Q. ポトスの下の方の葉だけが黄色くなるのは普通ですか?

古い下葉が自然に黄色くなって落ちるのは、ある程度は正常な新陳代謝です。ただし、短期間に何枚も連続して黄色くなる場合は、栄養不足や根詰まりなどの問題が起きている可能性があります。

Q. 黄色くなった葉はすぐに取り除いた方がいいですか?

はい、完全に黄色くなった葉は早めに取り除くことをおすすめします。そのままにしておくと、株がその葉を維持しようとエネルギーを使い続けてしまいます。茎の根元からハサミでカットしましょう。

Q. 冬にポトスの葉が黄色くなるのを防ぐにはどうすれば?

冬場は寒さと乾燥が主な原因です。室温を10℃以上に保ち、暖房による乾燥を防ぐためにこまめな葉水を行いましょう。水やりは控えめにし、冷たい窓辺から少し離した場所に置くのがポイントです。

Q. 水挿しのポトスの葉が黄色くなるのはなぜですか?

水挿しの場合は、水の交換頻度が少ない(水が汚れている)、日光不足、または水中の栄養が足りないことが考えられます。水は週に1〜2回交換し、明るい場所に置きましょう。液体肥料を規定量の半分ほどに薄めて加えるのも効果的です。

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