観葉植物ラボ

観葉植物でおしゃれなインテリアを作るコツ|配置・鉢選び・コーディネート術

観葉植物ラボ編集部読了時間: 約8

観葉植物をただ棚に置くだけでも素敵ですが、ちょっとした工夫で部屋の雰囲気は大きく変わります。プロのインテリアスタイリストが実践しているテクニックは、実はどれもシンプルなものばかりです。

この記事では、観葉植物を使って自宅をおしゃれに演出するための配置テクニック、鉢の選び方、部屋別のコーディネート術をまとめてご紹介します。

配置の基本ルール「トライアングルの法則」

インテリアに植物を取り入れるとき、最初に意識したいのが高さの変化です。同じ高さの植物を横一列に並べると単調になりがちですが、「高・中・低」の3段階を意識するだけでプロっぽい仕上がりになります。

高さのバリエーションを作る方法

  • 高(150cm〜): フィカス・ウンベラータ、モンステラ、パキラなどの大型鉢を床置き
  • 中(50〜100cm): テーブルや棚の上に中型の鉢を配置
  • 低(〜30cm): デスクや窓辺に小型のサンスベリア・ハニーやペペロミアを

この3つの高さを三角形を描くように配置すると、自然な立体感とまとまりが生まれます。たとえば、部屋のコーナーに大型の植物を置き、その斜め手前のサイドテーブルに中型、さらに反対側の棚に小型を配置するイメージです。

奇数で配置する

植物を複数飾る場合は、3つ、5つ、7つといった奇数にすると不思議とバランスが良くなります。これはインテリアデザインの基本法則で、偶数よりも奇数の方が人間の目には自然で心地よく映るとされています。

鉢・プランターの選び方

植物そのものと同じくらい重要なのが鉢の選び方です。植物が美しくても、鉢がミスマッチだとインテリアとしての印象が半減してしまいます。

素材別の特徴と雰囲気

素材雰囲気おすすめのテイスト
テラコッタ(素焼き)温かみ・ナチュラル北欧、カフェ風、ボタニカル
セメント・コンクリート無骨・モダンインダストリアル、モノトーン
陶器(釉薬あり)上品・洗練和モダン、シンプルモダン
ラタン・バスケットリラックス・リゾート西海岸、ボヘミアン、南国風
金属(ブラス・アイアン)スタイリッシュヴィンテージ、インダストリアル
FRP・プラスチックカジュアル・軽量ポップ、カラフルなインテリア

鉢選びで失敗しないための3つのコツ

  1. 部屋のテイストに合わせる: 木目調の家具が多い部屋にはテラコッタやラタン、コンクリート打ちっぱなしの部屋にはセメントポットが自然
  2. 色は3色以内にまとめる: 鉢の色がバラバラだと雑然として見えるので、白・グレー・テラコッタ色など2〜3色に統一
  3. サイズは植物とのバランスで: 鉢の直径は植物の葉が広がる幅の1/3〜1/2程度が目安。小さすぎても大きすぎてもバランスが崩れます

鉢カバーを活用する

プラスチックの育苗鉢をそのまま使っている方は、**鉢カバー(プランターカバー)**を使うだけで一気に見た目がグレードアップします。鉢カバーなら穴の有無を気にする必要がなく、季節や気分に合わせて簡単に付け替えられるのもメリットです。

部屋別コーディネート術

リビング

リビングはもっとも植物を取り入れやすい空間です。シンボルツリーとなる大型植物を1つ置くだけで、部屋の印象が格段にアップします。

  • おすすめの植物: フィカス・ウンベラータ、ストレリチア、オーガスタ、モンステラ
  • 配置のポイント: ソファの横やテレビ台の脇など、コーナーに置くとデッドスペースを有効活用できる
  • 演出のコツ: 間接照明と組み合わせると、壁に映る葉の影が美しいアクセントに

寝室

寝室にはリラックス効果の高い植物を取り入れましょう。サンスベリアは夜間にも酸素を放出するため、寝室に最適な植物の一つです。

  • おすすめの植物: サンスベリア、ポトス、アイビー
  • 配置のポイント: ベッドサイドテーブルやチェストの上に小〜中型の鉢を
  • 注意点: 寝室は日当たりが限られることが多いため、耐陰性のある植物を選ぶ

キッチン・ダイニング

キッチンカウンターやダイニングテーブルにグリーンがあると、食事の時間がより豊かになります。

  • おすすめの植物: ハーブ類(バジル、ミント)、ポトス、ペペロミア
  • 配置のポイント: キッチンカウンターの端や、吊り棚からハンギングで垂らす
  • 演出のコツ: ハーブなら見た目も楽しめて料理にも使えるので一石二鳥

玄関

玄関は家の顔。植物を飾ることで来客時の第一印象が良くなります。

  • おすすめの植物: シェフレラ、ドラセナ、ガジュマル
  • 配置のポイント: 靴箱の上に小型の鉢を。スペースがあれば床置きの大型鉢も
  • 注意点: 玄関は日当たりが悪いことが多いため、週に1〜2回は明るい場所に移動させる

書斎・ワークスペース

デスク周りのグリーンは集中力の向上やストレス軽減に効果があるとされています。

  • おすすめの植物: サンスベリア・ハニー、エアプランツ、多肉植物
  • 配置のポイント: モニターの横やデスクの端にコンパクトな鉢を。ケーブルに引っかからない場所に
  • 演出のコツ: 白やグレーのシンプルな鉢に入れると、仕事の邪魔にならずスッキリ

おしゃれ度を上げるテクニック

ハンギングで空間を活用する

天井や壁からプランターを吊るすハンギングは、限られたスペースでもグリーンを楽しめるテクニックです。

  • おすすめの植物: ポトス、アイビー、リプサリス、ディスキディア
  • 吊るし方: マクラメハンガー、ワイヤーフック、突っ張り棒とS字フックの組み合わせ
  • ポイント: 窓辺に吊るすと光を受けて葉が美しく透ける

植物棚を活用する

複数の植物をまとめて飾りたい場合は、オープンシェルフやラダーラックを使って「植物コーナー」を作るのがおすすめです。

  • 段差をつけて飾ることで自然な立体感が生まれる
  • 棚自体がインテリアのアクセントになる
  • 水やりやメンテナンスもまとめてできて便利

グループ植えにチャレンジ

一つの大きめの鉢に複数の植物を寄せ植えすると、ミニガーデンのような華やかさが生まれます。

  • 高低差のある植物を組み合わせる(例: サンスベリア+ペペロミア+フィットニア)
  • 水やり頻度が近い植物同士を選ぶのがコツ
  • 化粧砂や小石、流木をあしらうとさらにおしゃれに

小物との組み合わせ

植物だけでなく、周囲の小物との調和を意識するとインテリアとしての完成度が高まります。

  • : 植物と本を交互に並べるとカフェのような雰囲気に
  • キャンドル: グリーンとの相性抜群。夜のリラックスタイムに
  • アート・ポスター: ボタニカルアートや自然モチーフのポスターと合わせて統一感を
  • ドライフラワー: 生きた植物との異素材ミックスがトレンド

季節ごとの模様替えのヒント

春〜夏

  • 明るいグリーンの植物を増やして爽やかな雰囲気に
  • ラタンやリネン素材のカバーでナチュラル感をプラス
  • 窓辺にハーブを並べて夏らしさを演出

秋〜冬

  • 暖色系の鉢カバー(テラコッタ、木製)に切り替えて温もりを
  • キャンドルやファブリックと組み合わせてヒュッゲ(居心地の良い)な空間に
  • 常緑の植物は冬でも部屋に生命感を与えてくれる

よくある質問

Q. 観葉植物をおしゃれに飾りたいのですが、センスに自信がありません。

まずは1つのコーナーに3つの植物を高さ違いで置くことから始めてみてください。鉢の色をホワイトで統一するだけでも、まとまりのある印象になります。SNSやインテリア雑誌で気に入った写真を参考に、少しずつ自分のスタイルを見つけていきましょう。

Q. フェイクグリーン(造花)でも良いですか?

最近のフェイクグリーンは非常にリアルで、日当たりや水やりの心配がないメリットがあります。ただし、生きた植物特有の「成長する喜び」や空気清浄効果は得られません。日当たりの悪い場所にはフェイク、明るい場所には本物、と使い分けるのもおすすめです。

Q. 賃貸でも壁掛けやハンギングはできますか?

はい、できます。壁に穴を開けずに設置できる突っ張り棒タイプのハンギングバーや、貼って剥がせるフックが市販されています。また、カーテンレールにS字フックで吊るす方法も手軽です。

Q. ペットがいても安全に植物を飾れますか?

犬や猫がいるご家庭では、毒性のない植物を選ぶことが大切です。ペットに安全な植物としてはアレカヤシ、エバーフレッシュ、パキラなどがあります。また、ペットの手が届かない高い位置にハンギングで飾るのも有効な方法です。

共有:

関連記事