「観葉植物を育ててみたいけれど、すぐに枯らしてしまいそうで不安」という方は多いのではないでしょうか。実は、観葉植物の中には驚くほど丈夫で、少々お世話を忘れても元気に育ってくれる品種がたくさんあります。
この記事では、植物を育てた経験がまったくない方でも安心して始められる、おすすめの観葉植物10種を厳選してご紹介します。それぞれの育てやすさのポイントも合わせて解説しますので、ぜひ最初の一鉢選びの参考にしてください。
初心者が観葉植物を選ぶときのポイント
具体的な品種を紹介する前に、初心者が観葉植物を選ぶときに押さえておきたいポイントをお伝えします。
育てやすい植物の3つの条件
- 乾燥に強い: 水やりを多少忘れても枯れにくい
- 耐陰性がある: 日当たりが悪い部屋でも育つ
- 病害虫に強い: 虫がつきにくく、病気にもなりにくい
置き場所から逆算して選ぶ
「どの植物が好きか」だけでなく、「自分の部屋のどこに置くか」を先に決めてから品種を選ぶと失敗しにくくなります。窓辺なのか、窓から離れた棚の上なのかで、適した品種が変わってきます。
おすすめ観葉植物10選
1. ポトス
育てやすさ: ★★★★★
観葉植物の入門種として不動の人気を誇るポトス。つる性の植物で、棚から垂らしたり、支柱に這わせたりと飾り方のバリエーションが豊富です。
- 水やり: 土が乾いたらたっぷり(週1回程度)
- 日当たり: 明るい間接光〜半日陰
- 特徴: 水挿しでも育てられるほど丈夫。品種も豊富で、ゴールデンポトス、マーブルクイーンなど選ぶ楽しさもあります
2. サンスベリア(トラノオ)
育てやすさ: ★★★★★
すっと伸びた剣状の葉が美しいサンスベリアは、NASAの空気清浄研究でも注目された植物です。多肉植物に近い性質を持ち、乾燥にとても強いのが特徴です。
- 水やり: 月に1〜2回で十分(冬は月1回以下)
- 日当たり: 明るい場所が理想だが、暗い場所でも耐える
- 特徴: 水やりの頻度が少なくて済むので、忙しい方や出張が多い方にぴったり
3. パキラ
育てやすさ: ★★★★☆
編み込まれた幹がスタイリッシュなパキラ。「発財樹」とも呼ばれ、金運アップの観葉植物としても親しまれています。
- 水やり: 土が乾いたらたっぷり
- 日当たり: 明るい間接光が最適
- 特徴: 幹に水分を蓄えるため、多少の水切れに強い。大型になりやすいので、剪定で好みのサイズに調整できます
4. ガジュマル
育てやすさ: ★★★★☆
独特の幹の形が個性的なガジュマル。沖縄では「キジムナー(精霊)が宿る木」として大切にされています。一鉢一鉢、幹の形が異なるため、自分だけの一鉢を選ぶ楽しさがあります。
- 水やり: 土が乾いたらたっぷり
- 日当たり: 日光を好む(窓辺が最適)
- 特徴: 丈夫で生命力が強い。多少の日陰でも育つが、日に当てた方がどっしりした幹に育つ
5. モンステラ
育てやすさ: ★★★★☆
大きな切れ込みの入った葉が南国ムード満点のモンステラ。インテリア性が高く、一鉢あるだけで部屋の雰囲気がガラリと変わります。
- 水やり: 土が乾いたらたっぷり(春〜秋は週1〜2回)
- 日当たり: 明るい間接光
- 特徴: 成長が早く育てがいがある。葉に切れ込みが入ったときの達成感は格別
6. ドラセナ(幸福の木)
育てやすさ: ★★★★☆
「幸福の木」の名前で贈り物としても人気のドラセナ。マッサンゲアナという品種が特に有名です。
- 水やり: 土が乾いてから(やや乾燥気味に管理)
- 日当たり: 明るい間接光
- 特徴: 品種が非常に多く、大型のものから卓上サイズまで揃う。寒さにやや弱いので冬場は室温に注意
7. アイビー(ヘデラ)
育てやすさ: ★★★★★
小さな星形の葉がかわいらしいアイビーは、屋外でも室内でも育てられる万能選手です。
- 水やり: 土が乾いたらたっぷり
- 日当たり: 明るい場所〜半日陰(幅広い環境に適応)
- 特徴: 這うように伸びるので、ハンギングや棚からの垂らし飾りに最適。寒さにも強い
8. シェフレラ(カポック)
育てやすさ: ★★★★★
手のひらを広げたような葉の形が特徴的なシェフレラ。一般的に「カポック」の名前で流通しています。
- 水やり: 土が乾いたらたっぷり
- 日当たり: 日当たりの良い場所が理想だが、耐陰性も高い
- 特徴: 非常に丈夫で、多少の悪条件にも耐える「鉄人植物」。初心者が最初に選ぶならこれ、というくらい失敗しにくい
9. フィロデンドロン
育てやすさ: ★★★★☆
ハート形の葉が魅力的なフィロデンドロン。モンステラと同じサトイモ科で、つる性の品種と自立する品種があります。
- 水やり: 土が乾いたらたっぷり
- 日当たり: 明るい間接光〜半日陰
- 特徴: 種類が豊富で、集め始めると沼にハマる方も。「セローム」や「バーキン」など人気品種が多数
10. ペペロミア
育てやすさ: ★★★★☆
ぷっくりとした肉厚の葉がかわいいペペロミア。小型でデスクの上にも飾れるコンパクトさが魅力です。
- 水やり: 土が乾いてからたっぷり(やや乾燥気味に)
- 日当たり: 明るい間接光
- 特徴: 多肉質の葉に水分を蓄えるため乾燥に強い。種類が豊富で「スイカペペロミア」など見た目がユニークなものも
初心者が枯らさないための基本ルール
どんなに丈夫な植物でも、基本を押さえていないと調子を崩してしまいます。以下の5つのルールを覚えておきましょう。
- 水やりは「乾いてから」が鉄則: 毎日水をあげる必要はありません。土が乾いてから与えるのが基本です
- 受け皿の水は捨てる: 溜まった水は根腐れの原因になります
- 直射日光は避ける: ほとんどの観葉植物は直射日光で葉焼けします
- エアコンの風を直接当てない: 乾燥して葉が傷む原因に
- 冬は水やりを減らす: 休眠期は吸水量が減るため、夏と同じペースで水やりすると根腐れします
最初の一鉢の購入先と選び方
おすすめの購入場所
- 園芸専門店・ホームセンター: 実物を見て選べる。スタッフに相談もできる
- 100円ショップ: 小さな苗が手頃に手に入る。お試しに最適
- ネット通販: 珍しい品種も見つかる。届いた直後は環境変化に注意
健康な株の見分け方
- 葉の色つやが良く、黄色い葉や茶色い斑点がない
- 茎がしっかりしていて、ぐらつかない
- 土の表面にカビが生えていない
- 虫がついていない(葉の裏側も必ずチェック)
よくある質問
Q. 日当たりが悪い部屋でも育てられる植物はありますか?
はい、ポトス、サンスベリア、シェフレラは耐陰性が特に高く、窓から離れた場所でも育てられます。ただし、まったく光が入らない部屋では難しいため、週に1〜2回は明るい場所に移動させてあげると良いでしょう。
Q. 虫が苦手なのですが、虫がつきにくい植物はありますか?
サンスベリアやパキラは比較的虫がつきにくいです。また、室内で清潔な環境を保ち、風通しを良くすることで虫の発生を大幅に抑えられます。土の表面に化粧砂を敷くとコバエ対策になります。
Q. 旅行で1〜2週間家を空ける場合はどうすればいいですか?
出発前にたっぷり水を与え、直射日光の当たらない涼しい場所に移動させてください。1週間程度なら多くの品種が持ちこたえます。2週間以上の場合は、自動水やり器や給水ポットの活用がおすすめです。
Q. 観葉植物にかかる費用はどれくらいですか?
小さな苗なら300〜1,000円程度から始められます。鉢と土を合わせても2,000〜3,000円あれば十分です。100円ショップでも苗や鉢が手に入るので、まずは気軽に始めてみてください。