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観葉植物の増やし方完全ガイド|挿し木・水挿し・株分けのコツを初心者向けに解説

観葉植物ラボ編集部読了時間: 約8

お気に入りの観葉植物。「もっとたくさん増やして、家中をグリーンでいっぱいにしたいな」と思ったことはありませんか?実は、園芸の専門家でなくても、自宅で観葉植物を増やすことは意外と簡単にできるんです。この記事では、初心者の方でも安心して挑戦できる代表的な3つの増やし方、「挿し木」「水挿し」「株分け」について、その手順と成功のコツを詳しく解説していきます。

観葉植物を増やす3つの基本方法

観葉植物を増やす方法はいくつかありますが、今回は特に初心者におすすめの3つの方法をご紹介します。それぞれの方法に特徴があり、植物の種類によって向き不向きがあります。

方法概要向いている植物の例
挿し木カットした枝や茎を土に挿して発根させる方法。モンステラ、パキラ、ガジュマル、ポトス、ゴムの木
水挿しカットした枝や茎を水に挿して発根させる方法。発根の様子が見える。ポトス、アイビー、モンステラ、オリヅルラン
株分け大きく育った株の根を分けて、複数の鉢に植え替える方法。サンスベリア、ポトス、アスパラガス、シダ類

「挿し木」で観葉植物を増やす方法

挿し木は、多くの観葉植物で使える最も一般的な増やし方です。親となる植物と同じ性質のクローンを育てることができます。

準備するもの

  • 清潔なハサミまたはカッター
  • 新しい鉢(3号程度の小さめサイズ)
  • 挿し木・種まき用の土(無菌で水はけが良いもの)
  • 発根促進剤(メネデールなど)
  • 鉢底ネット、鉢底石

挿し木の手順

  1. 挿し穂(さしほ)を作る: 元気な枝を10〜15cmほどの長さでカットします。先端に新しい葉が2〜3枚ついている部分が最適です。
  2. 葉を整理する: 挿し穂の下の方の葉は取り除きます。葉が多すぎると水分が蒸発しすぎてしまうため、2〜3枚だけ残すのがコツです。
  3. 切り口を整える: 挿し穂の切り口を、水を吸い上げやすいように斜めにカットし直します。
  4. 水揚げ: コップなどに水を入れ、挿し穂を1〜2時間ほど浸けて十分に水を吸わせます。このとき、水に発根促進剤を混ぜておくと成功率が上がります。
  5. 土に挿す: 準備した鉢に鉢底石と土を入れ、指や棒で穴を開けてから挿し穂を優しく挿します。ぐらつかないように周りの土を軽く固めます。
  6. 水やり: 最後にたっぷりと水を与え、土と挿し穂を密着させます。

成功率を上げるコツ

  • 時期: 植物の成長期である5月〜9月に行うのが最も成功しやすいです。
  • 管理: 発根するまでは、直射日光の当たらない明るい日陰で管理し、土が乾かないように霧吹きなどで湿度を保ちます。通常、数週間〜1ヶ月ほどで発根します。

植え替えや挿し木には、清潔で水はけの良い専用土を使うのが成功への近道です。

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室内でも清潔に使える観葉植物用土。水はけと保水性のバランスが良く、挿し木や植え替えに最適です。

「水挿し」で観葉植物を増やす方法

水挿しは、土を使わずに水だけで発根させる手軽な方法です。根が出てくる様子を観察できるので、お子様の自由研究などにもおすすめです。

準備するもの

  • 清潔なハサミまたはカッター
  • 透明なガラス瓶やコップ

水挿しの手順

  1. 枝をカットする: 挿し木と同様に、元気な枝を10〜15cmほどカットします。
  2. 葉を整理する: 水に浸かる部分の葉は腐敗の原因になるので、すべて取り除きます。
  3. 水に挿す: 容器に水を入れ、枝の切り口を浸します。葉が水に触れないように注意しましょう。
  4. 管理: 直射日光を避けた明るい場所に置き、毎日水を交換します。夏場は特に水が腐りやすいので注意が必要です。

成功率を上げるコツ

  • 土への植え替え: 根が5〜10cmほど伸びたら、土の入った鉢に植え替えます。水の中の環境に慣れた根は繊細なので、優しく扱いましょう。

関連記事: 観葉植物の水やり完全ガイド|基本から応用まで

「株分け」で観葉植物を増やす方法

株分けは、鉢の中で子株が増えて窮屈になった植物を、文字通り分けてあげる方法です。植え替えと同時に行うのが効率的です。

準備するもの

  • 清潔なハサミやナイフ
  • 新しい鉢(株の大きさに合わせる)
  • 観葉植物用の土
  • 鉢底ネット、鉢底石

株分けの手順

  1. 株を取り出す: 植物を鉢から優しく引き抜きます。
  2. 土を落とす: 根を傷つけないように、古い土を丁寧に手でほぐし落とします。
  3. 株を分ける: 根の絡まりをほどきながら、手で優しく株を分けます。ハサミやナイフを使わないと分けられない場合は、最小限のカットで済ませましょう。
  4. 植え付け: それぞれの株を、新しい鉢に新しい土で植え付けます。
  5. 水やり: 植え付け後は、たっぷりと水を与えます。

成功率を上げるコツ

  • 時期: 株分けも成長期の5月〜9月が適期です。植物への負担が少なく、回復も早まります。
  • 植え替え後の管理: 株分け後は植物が弱っているため、1〜2週間は明るい日陰で様子を見ましょう。

よくある質問

Q. 増やすのに失敗したくないのですが、一番簡単な方法は?

A. 植物の種類にもよりますが、ポトスやアイビーなどのつる性の植物であれば「水挿し」が最も手軽で失敗が少ないでしょう。発根の様子が目に見えるので、初心者の方でも管理しやすいのが利点です。

Q. 発根促進剤は必ず使った方がいいですか?

A. 必ずしも必要ではありませんが、使うことで発根の確率が格段に上がり、根の成長も早まります。特に挿し木に初めて挑戦する方には、お守りのような感覚で使うことをおすすめします。

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Q. 増やした後の植物は、どうやって管理すればいいですか?

A. 基本的には親株と同じ管理方法で問題ありません。ただし、土に植え替えた直後はまだ根がしっかり張っていないため、水やりは土が乾いてから行い、直射日光は避けてください。新しい芽が動き出したら、通常の管理に切り替えて大丈夫です。

まとめ

観葉植物を自分で増やす楽しさ、伝わりましたでしょうか。最後に、この記事のポイントをまとめます。

  • 挿し木: 最もポピュラーな方法。元気な枝を土に挿して増やす。
  • 水挿し: 手軽で観察も楽しい。カットした枝を水に挿して発根させる。
  • 株分け: 大きく育った株を分けてリフレッシュ。植え替えと同時に行うのが効率的。
  • 成功の鍵: 最適な「時期」を選び、「清潔な道具」を使い、「丁寧な管理」を心がけること。

はじめは小さな一歩かもしれませんが、自分で増やした植物が元気に育っていく姿は、何物にも代えがたい喜びを与えてくれます。ぜひ、この記事を参考に、お気に入りの観葉植物を増やすチャレンジをしてみてください。

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